先輩という立場になれば、職場に後輩ができるので教育をしていかなければいけません。人材の育成も先輩社員の仕事の一つなので、しっかりと取り組む必要があります。
教えた仕事をスムーズに吸収して成長してくれるのであれば問題ありませんが、必ずしも上手くいくとは限りません。こちらの教え方に問題があるかもしれませんし、後輩の能力が低く覚えが悪いという可能性もあります。
どちらにせよ、もし仕事の覚えが悪かったとしても教育を投げ出すのは不適切な行動なので育てていくしかありません。
よく先輩が犯しがちなミスとして挙げられるのが、言葉足らずになってしまうことです。先輩は教える立場なので業務を完璧に把握しているかもしれませんが、後輩はほとんど何も分からない状態だということを理解しておく必要があります。なので、これぐらいは分かるだろう、言わなくても大丈夫だろう、というスタンスで接するのではなく、一度は全てを伝えておくことが大事です。
そして、いくら自分が先輩だからと言って高圧的な態度で接していると教育どころかパワーハラスメントになってしまいます。高圧的な態度は相手を萎縮させてしまうので、聞きたいことがあったとしても恐怖で聞くことができず、それが重大なミスに繋がってしまう可能性もあります。
最悪、ミスが原因で仕事を辞めてしまったり、先輩とソリが合わないからと早期に退職すると言う事態になりかねません。長い時間とお金をかけて採用した人材がすぐに辞めてしまうと、会社としては不利益になってしまいます。